コラム

2022.09.20

VUCAと建設キャリア

VUCAという言葉をご存知でしょうか?

VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語で、社会やビジネスにとって、未来の予測が難しくなる状況のことを意味します。

身の回りでも新型コロナウイルスの流行、ウクライナ問題、円安など、予測不可能な問題が起こり、またその度に新しい技術や新しい価値観や考え方が生まれています。

そんな中、建設でもVUCAを意識せざるを得ない状況となってきました。

人材不足、高齢化、材料費高騰、燃料費高騰など、社会情勢の影響を受けて、苦しい戦いを強いられている建設会社も多いのではないでしょうか?

では、建設業界に身を置くビジネスパーソンは、このVUCAの時代にどう立ち向かっていけば良いのでしょうか?

答えは【働き方】にあります。

世の中の変化に対し、ただ悲観しても何も生まれません。変化を楽しむ心意気こそ重要です。例えば人材不足であれば、それをDXの力で効率化する方法で乗り切る、また、採用を工夫し、SNSや動画による情報の拡散。はたまた、新しい機材の導入による業務効率化など、前へ進もうとすることが大事なのです。

その中で必要となるのが、人との交流。

同じ業界人同士の勉強会や他業種の方々との交流など、知見を広げることが重要になってきます。

それはなぜか?

それは変化が激しい時代、自分の会社の中だけに籠っていても新しい情報に触れられず、変化に対応できないからです。

そして、その変化に対する経験や知見、自身で築いた人脈は、そのまま自分のキャリアとなります。

それは施工管理の方や設計の方などの技術者の方も同じことなのです。

VUCAの時代、変化を楽しみながら、建設のスペシャリストとして知見も人脈も経験も欲張って高めていくことこそ、これからの建設業界でのキャリアアップに必要なことではないでしょうか?

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