
建設業とひと口に言っても、業務内容や働き方、キャリア形成は実にさまざま。このインタビュー連載では、建設業で自分らしく働く方々にお話を伺っていく。
| ★PROFILE70代・男性。建設業界で32〜33年間従事。現在は、防火管理教育や現場パトロールを中心に、安全管理指導を担当。 |
●現在の業務について教えてください。
建設業界で、約32〜33年間勤務してきました。現在は安全管理を中心に担当しており、とくに防火管理教育や現場パトロールを通じて、工事担当者や職長、作業員に安全ルールを守ってもらう指導を行っています。
●お仕事の魅力や難しさについて教えてください。
これまでの自分の経験を活かして、教育資料を作成し、指導できることにやりがいを感じています。
一方で難しさは、施工優先の現場でルールを学ぶ意欲が低い場合に、どう伝えるか悩むことです。職長や作業員に安全の重要性を理解してもらうことが、日々の課題です。
●これまでの仕事を通して、身についたスキルはありますか?
「人命尊重」の姿勢です。心身に無理をさせない管理指導や、相手の話をよく聞く姿勢など、人と向き合うスキルが身につきました。
●今後の目標について、教えてください。
現場で発生する問題は、工事担当者や作業員、上司と協力して解決策を見つけること。さまざまな関係者と連携しながら、現場全体の安全をさらに高めていきたいです。
●最後に、建設業の魅力は何だと思いますか?
建物づくりに直接関われることです。自分の経験や知識で現場を支え、完成まで携われることは、この仕事ならではの喜びだと思います。


