コラム

2024.10.21

建設技術者のリスキリング

最近、「リスキリング」という言葉を耳にしたことはないですか?

リスキリングとは、簡単に言うと、新たな分野や職務におけるスキル習得や職業能力の再開発、再教育を指す言葉です。

なんで、こんな言葉が流行り始めたかというと、一つはDX化によるもの。

現在、DX化によって情報通信技術を中心としたICT産業構造のパラダイムシフトが起こっていることで、DX化に伴う、新しい技術を覚える必要に迫られていることが、主な原因です。

建設業と言えども、最近では現場の自動化実験などが進み、現場作業の無人化などを推進し始めていますし、以前にも投稿しましたが、BIMも徐々に一般化しつつあります。

DX化が進めば、人材不足も少しずつ解消され、作業効率も上がるため、無理な残業なども減っていくと思われます。

しかし、それらの技術についていけなければ、どんどん取り残されていきます。

リスキリングとは、どちらかと言うと企業や業界が主導で行うものを指しますが、会社から与えらた研修やセミナーは、あくまでも社員全員がついていけるようするためのボトムアップのものがほとんど。

それ以上のスキルを身につけるには自分でやるしかありません。

最近では、建設業界団体などが主催する勉強会なども増えてきました。

より高度な技術の習得のためには、やはり自分自身で、勉強会やセミナーなどに積極的に参加し、さらに人よりも高いスキルを身につけることこそ大事です。

これは建設だけに言えることではないですが、DX化が加速する現在、与えられたものだけをやっていては、取り残されてしまうかもしれません。

自分のキャリアは自分で作るもの。

日頃の仕事で大変かもしれませんが、勉強する時間を計画的に確保することも大事なことではないでしょうか?

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