コラム

2022.10.03

派遣という自立

派遣と言うと非正規雇用の代名詞のような扱いで、あまり良いイメージを持たれないのですが、同時にフリーランスで働きたいという人も増えています。

これはどんな職種にも言えることで、施工管理や設計、施工図などの建設技術者の方々も、管理職よりも一人のプロとして現場の最前線で働きたいという方や、自立した技術者として会社に縛られたくない方など、フリーランスで自由に働きたいという希望をお持ちの方々は多いようです。

中には一人親方みたいな形式で働くという方もいるようですが、ゼネコン大手では安全管理や労働災害の補償の問題などから、施工管理、設計、施工図などの技術者についてはそういった補償がしっかりしている派遣での受け入れを徹底しているところが多く、基本的にはフリーランスで建設技術者の職務に就くことは難しいと言えます。

だったら派遣会社を自分専用エージェントにして、やりたい仕事に集中するのもありなんじゃないでしょうか?

フリーランスとなれば、税金対策や経営の雑務など意外とやることも増えますが、その点派遣なら自分の希望を伝えて自分にあった仕事を紹介してくれますし、報酬も交渉できます。ですが、フリーランスだった場合は自分で営業して案件を獲得する必要があり、営業に自信がないという方にはやはり荷が重いことだと思います。派遣は派遣会社に雇用されるという立場になるため、厚生年金・健康保険などの加入はもちろん、雇用保険などの退職時の補償もあり、さらに会社によっては労災の上乗せ保険にも加入しているところもあり、安心して働くことができます。(アクトエンジニアリングは労災の上乗せの保険に加入しています)これがフリーランスだと、自営業者となるため、社会保険やその他保険も自分で何とかするしかありません。

派遣と聞くとイメージはよくないかもしれませんが、意外と使い勝手が良いものです。派遣として使われるのではなく、派遣会社を使うことで自立した働き方を手に入れることも考えようによってはアリなんじゃないでしょうか?

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