コラム

2022.12.19

施工管理の仕事は将来なくなるのか?!

最近よく話題になるのが、将来なくなるかもしれない仕事。

近年のAIの導入や技術革新により、人がいらなくなる未来がやってくるというもので、建設業の仕事も入ってたり、入ってなかったりしています。

では結論として、建設業の仕事は将来どうなるんでしょうか?

当コラム的には【なくならない】と思います。

確かにAI導入や技術革新により、人的作業は確実に減ってはきます。ですが、人がいらなくなるかというとそんなことはありません。というよりも、今までよりも効率的かつ安全な職場になって仕事が楽になるのです。

じゃあなぜなくならないのか?

結局のところ、建設業は施工管理にしても設計にしても現場作業にしても、過去の経験や技術の蓄積の上に成り立っているものだからです。

例えば、過去になくなったものといえば「馬車」がありますが、これはなぜなくなったかというと「自動車」に置き換わったからです。

自動車は馬車の技術がほとんどありません。

馬車の仕事に従事していた人は馬の操作や馬の世話はできますが、自動車整備やエンジン開発の仕事などはできません。もしかしたら馬車の車体を作っていた技術者は自動車の車体の技術者になったかもしれませんが…。

同じように自動車の内燃機関(エンジン)のエンジニアは電気モーターの技術はありません。

これからどんどん自動車は電気自動車へと変わっていきます。

ということは今後は内燃機関のエンジニアはどんどん仕事がなくなっていくことでしょう。

では建設業はどうでしょうか?

建設業は古代から人が住居を建てるようになって、ずっと残り続けている仕事です。

木材からコンクリートや鉄、プラスチックなどに材料が多様化したり、超高層ビルや地下開発などどんどんと進化していますが、それらは建設技術の進化であり、建設技術者の仕事そのものです。

確かに作業はAIやロボットなどに置き換わるものもあるかもしれないですが、操作をしたり、計画したり、交渉したり、新しい技術の開発をしたりするのは、施工管理技術者であり、設計士であり、現場作業者であり、材料工学の研究者などの建設技術者なのです。

そのため建設の仕事は、馬車のように技術進化がそこでストップして、なくなる仕事ではないわけで、将来に渡って続く可能性が高い仕事なのです。

これからもっともっと進化する【建設】の世界。

どんな未来が待っているか楽しみですね。

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