コラム

2025.10.14

【Case 3|60代男性】 現場のチームワークで課題を乗り越える喜びと難しさ。「これまでの経験を生かし、若手の手助けになれるように」

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建設業とひと口に言っても、業務内容や働き方、キャリア形成は実にさまざま。このインタビュー連載では、建設業で自分らしく働く方々にお話を伺っていく。

★PROFILE60代・男性。建設業界は41年目。現在は、事務所ビル現場で工務(補助)として活躍中。

●現在の業務について教えてください。

2024年4月から、事務所ビル現場で工務(補助)として従事しています。工事工程に見合った施工図のスケジューリング、工事コスト調整など、監理者・設計者との協議調整を施工者の立場で行っています。

※工務:工事の予算管理や建設資材の手配など、現場におけるさまざまな調整を行う業務。

●お仕事の魅力や難しさについて教えてください。

考えることが多く、悩むこともしばしばあります。しかし、現場のチームワークでさまざまな課題を乗り越え、建物が完成したときの喜びはひとしおです。このときの安堵感は、何ものにも代え難いですね。

一方、建設業の仕事は、何事も一人では解決できないため、その点が難しいです。相手があってこその仕事だと、日々感じています。

●これまでの仕事を通して、身についたスキルがあれば教えてください。

どんな仕事においてもチームワークが求められてきたため、コミュニケーション能力や調整力が向上したと感じます。

●今後の目標について、教えてください。

これまでの経験を生かして、自分ができることを頑張りたいと思います。若手の手助けになれると幸いです。

●最後に、建設業の魅力は何だと思いますか?

建設業には「BEST(絶対的な正解)」はなく、常に「BETTER(状況に合った正解)」をチームで探すことが求められます。

自分が携わった建物が地図に残る仕事でもあり、社会貢献度の高い業界だと思います。

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