コラム

2026.11.04

建設業界の未来が集結!「建設・建築DX EXPO」で紹介された最新技術

Top photo by Jin-Woo Lee on Unsplash ※写真はイメージ

建設業界の最先端技術に触れられる展示会「建設・建築DX EXPO」をご存じだろうか。AIやロボット、デジタル技術の活用が広がるなか、建設業界でもさまざまなサービスが登場している。こうした技術やサービスが一堂に会し、企業同士の出合いや情報交換の場となっているのが展示会だ。

今回は、先日開催された「建設・建築DX EXPO」を取り上げ、会場に集まった技術やサービスの一部を紹介する。そこには、どんな発見や出合いがあるのだろうか。展示会の世界を少しのぞいてみよう。

1. 建設・建築DX EXPOとは?

「建設・建築DX EXPO」は、建設業・建築業のDX化を支援する製品やサービスが一堂に会する展示会だ。2026年9月30日から10月2日までの3日間、東京ビッグサイトで「建設・建築DX EXPO 2026 夏 東京」が開催された(主催:Bizcrew EXPO実行委員会)。

本展は、製造業や不動産業、物流業など、さまざまな業界のDXをテーマとする「産業DX総合展」の構成展のひとつ。図面・工程管理システムやBIM/CIM/CAD、測量ドローン、3Dスキャナー、AR・VR技術など、幅広い分野の製品やサービスが紹介された。

こうした展示会は、最新の技術やサービスを知るだけでなく、企業同士がつながる機会でもある。ここでの出合いが、現場の課題解決につながっていくかもしれない。

2. こんな技術まで!建設DXの多彩なサービス

建設DXとひと口にいっても、その対象は施工管理や測量、安全対策、情報共有など実にさまざま。今回は「産業DX総合展」の出展製品・サービスのなかから、建設業界に関わるユニークな技術を4つピックアップして紹介する。

①スマホ1台で現場を3D化!?|Scanat

現場の3Dデータを取得するのに、身近なスマートフォンが使える時代だ。nat株式会社が提供する「Scanat(スキャナット)」は、LiDARセンサーを搭載したiPhoneやiPadで現場をスキャンし、3Dモデルを作成できるアプリ。取得したデータを使って寸法を計測したり、現場の状況を離れた場所にいる関係者と共有したりできる。現地調査での測り忘れや、確認のための再訪問を減らすことにもつながりそうだ。

②交通誘導もAIの時代に!|ゆうどうくん

道路工事などでおなじみの交通誘導。実は、この仕事をAIがサポートするシステムも登場している。株式会社サテライト・ソリューションズが開発した「ゆうどうくん」は、AIが車両の通行状況を判断し、片側交互通行などの誘導を行うシステム。車両の距離や速度、交通量などに応じて、信号時間を自動で調整してくれる。

さらに、今回の展示会では、工事車両の出入口で接近する車両や歩行者を検知し、ドライバーの安全確認を支援する「みはりくん」も紹介された。

③「あの工具どこ?」を解決|備品管理クラウド

「現場で必要な工具が見つからない」「誰が持ち出したのかわからない」といった身近な困りごとにも、DXが役立つ。アストロラボ株式会社の「備品管理クラウド」は、工具や測量機器などの管理を支援するサービス。スマートフォンで製品ラベルを撮影すると、AIが型番や製品情報を読み取り、備品台帳への登録をサポートする。貸し出しもスマホから申請できるため、誰が何を借りているのかを記録に残せる。工具を探す時間や管理の手間を減らす、現場に身近なDXの一例だ。

④紙の図面がそのまま大画面に|MIRAI TOUCH Biz

図面を囲んで打ち合わせをするとき、紙の資料をそのまま大画面に映せたら便利ではないだろうか。さつき株式会社の「MIRAI TOUCH Biz(ミライタッチビズ)」は、タッチ操作で書き込みができるデジタルホワイトボード。内蔵カメラを使えば、紙の図面や建材サンプルをそのまま画面に映し出せる。さらに、画面上で図面を拡大したり、修正指示を書き込んだりすることも可能。書き込んだデータはQRコードで共有できる。現場事務所と設計事務所など、離れた場所での情報共有にも活用できそうだ。

3. 建設業界の展示会は今後も開催予定!

建設業界に関わる展示会は、今後も各地で開催される予定だ。2027年3月17日からは「建設DX展+(プラス)」、同年9月8日からは「建設技術総合展 ~CONTEX(コンテックス)~ Construction technology EXPO 2027」の開催が予定されている。いずれも建設業界に関わる技術やサービスに触れられる機会となりそうだ。

展示会の魅力は、製品やサービスを実際に見られることだけではない。開発に携わる人の話を聞いたり、思いがけない技術に出合ったりすることもできる。そこで得た発見が、いつか自分たちの仕事に役立つかもしれない。

商談や情報交換を目的としたビジネスの場ではあるが、展示会によっては事前登録をすれば個人でも参加できる。興味のある展示会があれば、参加条件をチェックしてみてはいかがだろうか。

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